AI戦国時代を勝ち抜く:「どのAIツールを使うか」の前に、経営者が決めておくべき「3つの未来」

2025年11月18日に、GoogleAI最強とうたわれる最新モデル「Gemini3」が発表されました。10日間ほどですが実際に利用してみたところ、様々な面で性能が向上しているようです。

AIを利用されている方は多いと思いますが、皆さまどのAIを利用されているでしょうか。
私は2022年12月からChatGPT3.5を皮切りに本格的にLLM(Large Language Model)によるGenerative AI(生成AI)を利用してきました。Open AI社のChatGPT、Anthropic社のClaude、Google社のGemini、Microsoft社のMicrosoft AIをそれぞれ課金をしていますが、各モデルそれぞれに特長があります。
どうしたら利用目的や利用範囲に合致するサービスをみつけられるかなとお悩みの方もおられるかと思います。

◎AIの波におぼれてませんか?
AI活用やWEB活用の際重要なのは、ツールの性能ではなくそのツールを使って「何を達成したいか」、もっと言えば「AIを使ってどんな会社になりたいか?」という未来予想図を描くことです。
AIを利用したことがある方はよく理解されていると思いますが、AIに投げかける”相談”は「プロンプト」と呼ばれます。例えば、自社店舗の接客・対応、広報を自動化するために、”新規自動化施策”をAIに相談するとします。その際のプロンプトは、

「あなたは優秀な店舗開発ディレクターかつ経営コンサルタントです。自社店舗の接客・対応や広報を自動化するために、どのような対策が考えられるでしょうか。多角的かつ詳細に対策を提示してください。」

のような、プロンプトが一般的でしょうか。次にこのプロンプトの改善点について、「未来予想図を描く」視点で考えてみましょう。

①顧客体験(CX)の未来:AIに任せるか、人がもてなすか

  • 論点:AIを使えば接客や対応を自動化できるかもしれない。しかし、自社のお客様は「早さを求めている」のか「温かみを求めている」のか。
  • 決断ポイント: どこまでをデジタル(AI・チャットボット・自動化)にし、どこからをアナログ(人)にするか。
    ⇒店舗運営で大切なGoogleビジネスプロフィールの整備やMEO対策など、「顧客との接点」をどう設計するか

②「提供価値(Value)」の未来:AIでコモディティ化しない「強み」は何か

  • 論点: 店舗広告や商品チラシの文章も画像もイラストもAIが作れる時代。一般的な「きれいなもの」は価値がなくなる。
  • 決断ポイント: 自社の商品・サービス価値を伝える広報に必要な情報は、「商品・サービス価値の正確さ」なのか、「スピードや頻度」なのか、それとも「独自の視点やストーリー」なのか。AIが台頭しても「絶対に譲れない自社の魂」を定義する。
    コンテンツ制作やライティングにおいて、「自社らしさ」を言語化することをどう実現するか

③「組織(Team)」の未来:データドリブンか、直感重視か

  • 論点: デジタル庁発足以降、データ活用の重要性は増している。しかし、現場がデータを扱えなければ意味がない。
  • 決断ポイント: トップダウンでAI導入を進めるのか、現場の課題解決からボトムアップで進めるのか。どのような組織文化を目指すか。
    ビッグデータ活用や業務改善DXなど、専門家の支援・サポートを受けつつ、ロードマップをどう制作するか

これらの改善ポイントを踏まえ、できるだけ具体的かつ自社の未来像に合致した内容を含むプロンプト作成することがAIを利用する上で、最も重要な視点と言えるでしょう。

◎「Future Pull」思考のススメ
AIを利用して、何を達成したいのか。当社の社名の意味はここにあります。

  • 多くの仕事は、現状の延長線上で未来を考える(Past Push)。だから「今ある仕事」をどうAIに置き換えるかばかり考えてしまう。
  • 成功する企業は、「理想の未来」を先に描き、そこから逆算して今やるべきこと(=必要なAIツール)を決める(Future Pull)。

フューチャープル思考とAIの相乗効果が当社の強みでもあると日々確信しています。
当社の強みは、単なるホームページ制作会社ではなく、「未来のビジョン」を起点に、Web・AI・リアルの施策を一気通貫で提案できるパートナーであること。
ホームページを改善したい、ホームページの閲覧数を上げたい、ホームページを通して”売り上げを上げたい”、見込み客を獲得したい、ブランドイメージを向上したい、求人応募数をアップしたい、などお客様からのご要望をおうかがいする際には、
ぜひ、「お客様の理想の未来」———をお聞かせください。

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